釣れる魚 時期別

海釣り

日本は四季がある国で、季節によって釣れる魚が変わってきます。

◯適水温

魚には適水温があり、水温変化によって活性が変わってきます。ほとんどの魚が冬になると、水深の深い場所や比較的暖かい地域に移動するため、寒い時期は活性が下がる傾向にあります。

◯産卵時期

産卵時期に合わせてエサを追いかける時期が決まっています。魚によって時期は異なるので、その季節の魚の行動を調べるといいでしょう。

※魚や地域によっては、釣りをしてはいけない期間(禁漁期間)というものが設けられているため、確認をして釣りをするようにしましょう。

 

春に釣れる魚(4月・5月・6月)

マダイ

4月、5月が産卵期になります。産卵期前の3〜4月上旬は盛んにエサを追いかける時期になり、初心者の方におすすめのシーズンとなります。なお、25cm未満のマダイは周年釣ることが可能です。

アオリイカ

6月、7月が産卵期になります。それに伴い3〜4月ごろに、産卵期前の大型の個体の活性があがります。

スズキ

水温が上がり始めると、エサを追いかけ始まるため活性が上がります。スズキは出世魚です。

クロダイ

3月頃から乗っ込みシーズンと呼ばれ、活性があがるので釣りやすいです。

夏に釣れる魚(7月・8月・9月)

タコ

夏はタコの個体数が多いため、数釣りが可能です。夏は、初心者におすすめの時期になります。

アジ

5月頃から釣れ始めます。簡単に数釣りが楽しめるので、初心者やファミリーフィッシングにおすすめです。

キス

砂浜や砂底の堤防で釣ることができます。水温が高くなっていくと(6月〜8月)、水深1m程度の場所を群れで泳ぐようになり、浅場で数釣りが楽しめます。

マゴチ

夏に旬を迎えます。水深30mまでの砂泥地に生息しています。砂地に隠れながらエビ類や小魚を捕食するため、ボトムを重点的に狙うと良いです。真夏の穏やかな水面を太陽が照りつける時がいいとされています。

キジハタ

高級魚で美味しい魚です。数釣りができ、初心者からベテランまで幅広い層の方が楽しむことのできる魚種です。

ハゼ

夏に釣れる魚の中でも難易度が低く、初心者におすすめです。汽水域を好む魚なので、河口付近が好ポイントになります。

秋に釣れる魚(10月・11月・12月)

青物

堤防の先端・外洋向きの場所など、潮通しの良いポイントに回遊してきます。大きいサイズの青物を数釣りすることが可能です。

スズキ

大型の個体が産卵のためにエサを追いかけるため、活性が高く、春同様釣りやすい時期になります。

タチウオ

深海生の魚で北海道以南の水深400mまで広範囲に群れで生息しています。産卵期になる夏〜晩秋にかけて浅場に移動してきます。日中は沖の深場にいて、夕マズメになると小魚を追って海面まで浮上してきます。夜に釣れる魚です。

サヨリ

夏ごろから釣れ始め、晩秋から初冬がベストシーズンの回遊魚です。気温が下がるにつれて、大型の個体が釣れるようになります。

アオリイカ

夏に産まれたアオリイカが成長して、数釣りを楽しむことができます。一年の中で一番釣りやすい時期なので、初心者の方におすすめです。

ヒラメ

晩秋から初冬に旬を迎えます。砂地の海底に潜んでおり、小魚・甲殻類を捕食しています。

メッキ

ロウニンアジ・ギンガメアジ・シマアジの若魚の総称です。本州で釣れるメッキは、ギンガメアジの幼魚が中心になります。茨城県以南の太平洋側の外洋に面した漁港、サーフ、大きな河川などのに回遊してきます。初心者の方におすすめです。

カワハギ

数を狙うなら夏ですが、肝パンのカワハギを狙うなら晩秋から初冬にかけてがおすすめです。水温の低下とともに沖に出るので、寒い時期は船釣りが基本となります。

カマス

秋頃から接岸し始める回遊魚です。地域によっては夏から釣れるところもあります。

冬に釣れる魚(1月・2月・3月)

メジナ

周年釣ることのできる魚ですが、は産卵前になるので活発にエサを捕食するため、釣りやすくなります。数釣りもできるシーズンです。

アイナメ

晩秋から初冬にかけて産卵のために浅場にやってきて、がシーズンになります。初心者の方におすすめです。

ヤリイカ

日本海側では1月末頃から釣れるようになります。

メバル

適水温の範囲が広いため、周年釣ることのできる魚です。春告魚と呼ばれ、晩秋から春がシーズンで大型狙いの数釣りも可能です。冬になると産卵のため接岸してきます。大物を狙うのであれば夜釣りがメインになってきます。

カサゴ

周年釣ることのできる魚で、冬も変わらず釣ることができます。釣れる場所は、沿岸の岩礁帯など変化のある場所になります。

カレイ

産卵前から荒食いを始め、12月の産卵時期には、数もサイズも期待できるハイシーズンに入ります。1月入ると産卵が終わり、活性が下がり釣れにくくなります。冬の間は身近な釣り場に存在しています。

ヒイカ

イカの中では最も小さいサイズの仲間になります。冬に産卵を迎えるため、浅場にやってきます。夜釣りで釣るのが一般的で慣れてきたら、1日で数十杯釣ることが可能です。

まとめ

冬におすすめの釣りについて詳しく書いてある記事がありますので、下のリンクからご覧ください。

日本は四季のある国なので、一年を通して様々な魚を狙うことができます。これから釣りを始める方などには、季節の変わり目は難しいので春や秋などのシーズンがおすすめです。季節に合った釣りを楽しんでみてください。